効率的に情報収集できるようになりたい!【調べるチカラ】
「必要な情報を,効率的に収集できているのだろうか」
インターネットの普及から,日々の生活でよりいっそう欠かせなくなった情報収集力。自分は効率的に情報を収集できているのだろうか――。そう思っていたところ,「調べるチカラ」という本を見つけたので,読んでみました!
本書は「情報」について体系的に学ぶことができます。情報の構成要素,情報の種類,情報感度の構成要素,3つの情報ネットワークとおすすめの収集の仕方etc... 読んでみると,「言われてみれば,経験的に知ってることだな」という点もあれば,「これは知らなかった」という新たな発見もありました!
仕事でもプライベートでも,分からないこと,気になること,暇つぶしなど,様々な場面で行う情報収集。より効率的に情報収集したいと感じた時に読みたい一冊です!
感想1.情報とは何かについて知ろう!
情報収集の仕方を学ぶ前に,まずは情報について丁寧に説明されていました。
情報とは,
- 事実
- 意図,意思
- 意見,解釈
の3つから構成されます。特に,事実を見極めることが重要です。
また,情報はオリジナルの1次情報と,オリジナルが編集された2次情報に分けられます。正確な情報を知るには,1次情報を集めることが大切です。出典や引用を気にすることが大切だとか。例えば,災害時にデマ情報が出回るというニュースを聞きますが,デマ情報に騙されないためにも,出典や引用を気にする習慣を心がけたいです!
感想2.情報感度を高めて,情報収集上手になろう!
上手に情報収集できるようになるためには,「情報感度」を高めることが重要になります。情報感度は,3つの構成要素に分けられます。
1つ目は,好奇心,探究心を持つことです。まずは知りたいという気持ちがなければ,頭に入ってきません。
2つ目は,調べたいテーマの広さ,多様性です。一見繋がりが薄く見えるテーマでも,意外なところで関連性があり,情報感度が上がるそうです。
確かに私も,違うテーマの本を読んでいて,共通する考え方に触れる機会があります。そういった場面を多く体験すると,自分の知識として定着する感覚があります。
3つ目は,調べたいテーマに対する知識や経験です。これらがあると,断片的な情報を受け取ったとしても,その裏事情や今後の推測まで行うことができ,得られる情報量が増えます。ただし,知識や経験は一朝一夕には増えないので,コツコツと日頃から情報に触れることが大切です。
ここで,情報収集する際の心がけに関する2つのアドバイス。
まず,自分と似た意見,異なる意見の両面を受け入れること。
また,最新情報などの「フロー型」情報と体系化された「ストック型」情報を取り入れること。これらをバランスよく収集することで,偏りなく,多面的な捉え方ができるようになります!
日頃からいろいろなことに興味を持ち,コツコツと調べて自身の知識・経験として蓄えれば,世の中の知っていることが増えて楽しくなりそうだと思いました!
感想3.3つの情報ネットワークを使いわける
ここまでで,情報について理解したり,情報収集するにあたっての心構えを学べました。ここからは,情報源とその収集方法について学べました!
情報源は大きく,
- インターネット
- 紙媒体
- 人
に分けられます。
1. インターネットでは,企業のwebなどの「ストック型」情報と,SNSなどの最新の「フロー型」情報に分けられます。感想2でも述べましたが,「フロー型」情報は断片的なことが多いので,「ストック型」情報とバランスよく収集することが大切です。その他,インターネットでの検索のバリエーションを増やす方法が本書で説明されていたので,気になる方は読んでみてください!
2. 紙媒体には,書籍,雑誌などがあります。専門書を読めば,よりユニークな情報を得られますし,似たトピックでも著者が異なると,多面的な考え方に触れることができます。
著者のおすすめ本の選び方は,
①タイトルや第一印象
②前書き/あとがき/目次
③著者プロフ
④参考文献
⑤レビュー
とのことです。さらに,本を使った情報取集のおすすめ方法も,本書では説明されています。
3. 人は,専門家や著名人だけを指しているわけではありません。身近な人やSNSからも,有益な情報は得られます。特に,他人の意見・解釈という情報は,インターネット上にはない非公開情報なので,非常に有益です!
うまく人から情報を収集するには,
- お互いに情報開示する。もらうだけはダメ。
- 相手に期待感を持たせる。自分は何者で,そんな分野に詳しいか開示する
- 信頼関係を築く
- お互いに未知のユニークな情報を提供しあう
がポイントです。
これまで情報といえばインターネットに偏りがちだったので,意識して,書籍・人からの情報を収集してみようと思いました!
まとめ
本書を読んでいるときにふと,これまでの人生を振り返ってみました。学生時代から「若いうちに本を読みなさい」とか,就活の際に「色んな人の話を聞いた方がいい」とか,これまでも情報についてアドバイスされたことを思い出しました。本書から言わせると「ストック型」の情報だったり,人からしか得られない「意見・解釈」などの非公開情報を得よ!ということだったんですね。このような,身近な人からのアドバイスも「人からの情報」という,有益な情報だと思うと,身の回りにはためになる情報で溢れていることが実感できます。
この本で学んだ「情報」についての知識をもとに,デマ情報や偏った情報に惑わされず,バランスよく情報を蓄積したいと思いました!
株式投資についてゼロから学びたい人へ!【はじめてのかぶしき 株のことをよくわからないけど始めたいあなたへ 】
「株式投資を始めるべく,基礎から学びたい」
前回の書評で紹介した「定年後も安心!桐谷さんの株主優待生活」をきっかけに,株式投資に興味を持ち,株について学びたいと本を探していました!
すると近所の図書館で「はじめてのかぶしき 株のことをよくわからないけど始めたいあなたへ 」に出会ったので,さっそく読んでみました!
株とは何か?,株式市場について,株の買い方といった初歩的な内容から,ファンダメンタル分析やテクニカル分析といった株式投資に必要な知識まで,対話形式で分かりやすく説明されていました!
後半では,実際に計10万円を資金に3銘柄の株を購入してみた体験談が掲載されているので,よりリアルに株式について学べると思います!
「株について初心者だから,わかりやすい本がいい」「まずは体系的に株について学びたい」そう思った時に読んでみたい一冊でした!
感想1.株式投資の基本的な戦略がわかる!まずは基本セオリーを知る。
株式投資を始めるにあたり,どういった投資戦略があるのか,基本を学ぶことができました。株で儲けるには,「売買益狙い」と「優待や配当狙い」の2パターンあるので,自分の投資戦略や性格によって選ぶとよさそうです。
また,株式市場は東京,大阪,名古屋,福岡,札幌にあり,その中でも複数に分かれています。有名な東証1部には外国人投資家が約8割もおり,プロが多いんだとか!初心者の個人投資家はまず,東証2部,マザーズ,ジャスダックといった「新興市場」と呼ばれる,個人投資家が多い土俵で戦うとよさそうです。
他にも,実際に株式を売買する際の「買い注文」「売り注文」についての説明など,基本押さえておきたい内容が書かれていました!株式投資を始めてみて忘れたことがあった時,また読み返して学びなおしたい項目がズラリと書かれていました!
感想2. 銘柄選びの参考に!ファンダメンタル分析,テクニカル分析,社長
銘柄選びの指標となる分析方法についても,わかりやすく説明されていました。
まずは「ファンダメンタル分析」。売上高や営業利益,株価収益率(PER),株価純資産倍率(PBR),自己資本比率(ROE) ――。初心者が言葉だけ見ると「英単語や難しい用語でてきた・・・」となりそうですが,1つ1つ丁寧に説明されていたので,理解しやすかったです!これらは企業の財務体質の判断となる指標で,業種により異なるそう。同業種での比較で良し悪しを判断するとの事でした。
続いて「テクニカル分析」。移動平均線,ローソク足,トレンドライン――。こちらもいくつか用語が出てきます。こちらは株の値動きから,株価の上昇下降を予想するのに必要な知識です。実際に自分で予想して,答え合わせをすると値動きを予想する勉強になるそうです。
最後に「社長」。社長インタビューをラジオ等で聞くのをきっかけに企業を知り,銘柄を選ぶのもありだとのこと。社長の話を聞いて人柄や業務内容をイメージできるのであれば,買ってみるのもありだとか。
感想3.始める前の準備!株式投資の進め方
闇雲に始めるのは苦手なので,どんな準備をして進めたらよいか要点が書かれていた点は助かりました!大事と思ったポイントは3つ!
1つ目は,「損切り」の設定。損を小さくするために,いくらになったら売るか決めてから買うことを推奨していました。特に短期投資するなら決めておきたい項目です。
2つ目は,「買った理由と結果はどうなったか」をメモする。これから先,株式投資を続けるなら,過去の経験を活かしたいもの。メモしておくことで振り返りになり,株の動向を読む力を鍛えられそうだと思いました!
3つ目は,好奇心を持ってポジティブに!情報収集するアンテナを常に張っていないと,良い銘柄には出会えません。また,損した時にネガティブになっていては私生活にも影響が及びます。動じないための事前の戦略立案とメンタル作りが大切だと思いました!
まとめ
知識ゼロから読み始めたものの,読み終わった今では,基本知識は学べたかなって感想です。後は,行動に移すのみ!実際にやってみる→結果を振り返る→またやってみるを繰り返して経験を積むのがよさそうです!
投資戦略的には比較的「中長期」だと思ったいた私も,株を勉強するという点では「短期売買」に挑戦しようかなと思った一冊でした!
優待株のメリットがわかる!【定年後も安心!桐谷さんの株主優待生活】
「月曜から夜更かしに出てた優待株主の人の本,興味あるな」
資産運用について興味がある今日この頃,株についてはまだ勉強できていなかったので,興味本位で「定年後も安心!桐谷さんの株主優待生活」を読んでみました。
リタイア後の資産を優待株に分散投資し,いかにローリスクで運用して豊かな生活を送れるかを考える1つのきっかけとなります。「優待株ってどんなメリットがあるんだろ」「株って怖いイメージしかない」そう思った時に読んでみたい一冊です。
感想1. 少額投資なのに優待を受け取れる! 株主優待の魅力
優待が受け取れる最小単元数の株を購入し,優待を受ける手法を進めていました。『優待株の利回り=配当の利回り+優待利回り』で考えると,価値ある優待株が多くありそうです!また,優待株を調べることで,初めて企業を知った際には,衣食住+娯楽において知らなかった世界に連れ出してくれるというメリットも!
自分がやりたいことが明確で,そのためにどんな行動をとるか逆算的に計画できる人には優待よりも現金でもらう方がよさそうというのが第一印象。優待株をきっかけに視野を広げると考えれば,有効活用できそうです!
感想2. 優待銘柄の紹介がズラリ。優待について知るきっかけに
桐谷さんがオススメする優待株が何十種類も紹介されていた。数万円から購入できる株,長期保有で得する株etc・・・。また,得られる優待も企業により様々。QUOカード,割引券,無料券,カタログギフト,食事券etc・・・。
衣食住レジャーと業界もバラエティ豊富なので,「応援したい商品」「自分のライフスタイルに合う優待」を軸に購入する株を選ぶのがよさそうです!
まとめ
優待株によって衣食住娯楽をよりオトクに楽しむことができる!企業により優待内容は様々。あくまでも値上がり益は狙わない,優待狙いであるので安心な運用。優待株の魅力について知ることができました!
この本を期に株について体系的に学んでみたい――。株への興味を持つきっかけとなった一冊でした。
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